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いつか誰かと交換日記!?


3年ぶりのベルの向こうは

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一日の仕事が終わり、そろそろ帰り支度をしていると突然電話が!
見れば心当たりがない番号。
恐る恐る電話に出る


「あーもしもし近藤君?」
近藤
「はい、もしもし…」

「元気?いま何やってるの?」(妙に低い声で)
近藤
「すいません、どちらさまでしょうか?」

「え?何言ってんの?元気?元気?」
近藤
「いやーーーあの、どなたでしょう?」?
「いま、電話出れない状況?じゃあまた架けなおすわ」
近藤
「待ってください、お名前だけでも…」?
「えー何いってんの?M崎だよ」
近藤
「M崎さん?えっM崎さん!お久しぶりです。お元気でしたか?
その後体調は戻ってますか?」


2年ぶりに聞く声はMさんであった
Mさんとの出会いは3年前に遡る

当時、付き合っていた彼女と朝帰りし、
そのままバイクで出社する道中、
僕は甲州街道ですっころんだ
多分その娘との始めてのお泊まりで、かなり舞い上がっていたのだろう
たしか暑さもまだまだ残る9月の第一週土曜日の朝方だったと覚えている

担ぎ込まれた病院は梅が丘駅近くにある救急病院。
右足首批骨、第四第五足指(薬指と小指)骨折
全治3ヶ月、即入院の診断が下された

人生初めての大部屋共同入院。
Mさんは僕の隣のベッドにいた音楽業界の人。

初めて顔をあわせた印象は、細身で眼力鋭く、芸術肌の匂いがプンプン。
ルパンに出てくるゴエモンがそのまま出てきたような、そんな人。

後から聞けばMさんは僕のことを第一印象ではつまらない人間だと感じたとのこと。
さすがにベッドも隣で毎日顔を合わせるため
徐々に口を交わしているうちにお互い認め合ったのでしょうか…
Mさんは近藤語録に興味をもち、
僕はMさんの芸術センスに興味を持ったあたりから急接。

特に音作りのレコーディングの話や和太鼓を打てるとの話に
釘付けになったのを覚えてる

僕が先に退院してから3年、その間Mさんがまだ入院されてた頃に
一度お見舞いに行ったり、メールでたまには連絡を取ってはいたが、
電話で声を聞いたのは、ここ二年ほど覚えがない。

聞けば、嘘か真かマッチこと近藤真彦さんと友達で
マッチから電話があると、同じ苗字の僕を思い出してると。

自慢にもならないがマッチとは全く人生共通するところがない
それでもマッチと聞いて僕を思い出してくれてたなんて嬉しい限り。

今まで生きてきた中で、どれだけの人と出会ってきただろう
いまだに仲がよく付き合ってる人もいれば、残念ながら願わくば会いたくない人もいる。
でも、そんな中良かれ悪かれ少しでもその人の記憶に残ってくれる、
そんな嬉しいことはない。
ふとしたときに、あなたの記憶に残っている
そんな人になれたらいいなと思ってしまう
by ken-roku | 2005-05-21 06:20

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