「昨日のオレ~呑みすぎたオレ~♪24時間介護!介護!」
(国立駅前通りの桜並木。落ち着いたイイ街ですね)
結論を先に言えば、この歌にぼくの
熱いメッセージが込められているとは
誰一人として察してくれませんでした・・・(当たり前か???)
それどころか、稽古場では全くラップの件については触れなかったのに
公演も終わり打ち上げになると、尾崎豊をこよなく愛する刑事シェリーを
好演した
穐田哲也氏からこんな指摘を受けました
(というより揚げ足とり???)
穐田氏
「
近ちゃんさ、あのラップで介護!介護!っていってるけどさ、
あれ日本語的には 介抱の間違いでしょ、、、
前から気づいてたんだけどさ・・・」
コンドウ
「
えっ、介護だめ???」
穐田氏
「
駄目っていうか、日本語として間違っているんだよ
介抱 じゃないと・・・」
コンドウ
「
あのさ、気づいてたんなら公演前に言ってよ!」
穐田氏
「
・・・」
(自家製梅酒で花見です。一見爽やかなこの梅酒、
実は友人二人が飲みすぎで倒れるほどの名酒)
打ち上げのときに言うのは反則ですよ、穐田氏!
でも、僕にも言い分がある
それは、「
介護」と「
介抱」
この二つの大きな違い、何かわかりますか?
では、みなさん、口に出してもらえませんか?
せーの、ハイ
「
カ・イ・ゴ」
はい、よく出来ました。では次いきますよ
せーの、ハイ
「
カ・イ・ホ・ウ」
(国立駅近くのお薦めイタリアン店 「
イタリア小僧」)
どうです?違いに気づきましたか?
そう!
「
カイホウ」だと語尾が流れてしまうでしょ?
力が入らないでしょ?
それが「
カイゴ」だとどうでしょう
ほら、しっかり語尾が引っ掛かり強く言い放つことができるのです
ラップとはリズムを刻むもの
(以前触れましたがコンドウはラップを作ったことはありまえん。
あくまでイメージ!)
テンポよくいかねばなりません!
そのためには多少の意味など顧みてはいけないのです(多分・・・)
もっと言えば、僕はこの魂の叫び
「昨日のオレ~呑みすぎたオレ~♪24時間介護!介護!」
の「
昨日のオレ」部分もかなりの時間を費やし悩みました
言葉だけを考えれば「
ゆうべのオレ」
このフレーズがコンドウのお気に入りです
どうしてもこちらを採用したい、実はそんな気持ちでいっぱいでした
しかし、ラップとはリズムを刻むもの・・・
(何度も言いますがコンドウはラップを作ったことはありません、
そんなイメージなんですよ・・・)
この定義にのっとれば「
ゆうべのオレ」よりも「
昨日のオレ」の方が
しっかり言葉でリズムが作れるのです
(先ほどのように口に出してみれば分かりますよ。せーの、ハイ)
(初めて訪れるイタリアン店でのコンドウのこだわりは
まず
カルボナーラを食べてそのお店をチェック!)
どうだ。穐田氏コノヤロー
オレだって人間なんだ!血の通った人間なんだ!!
だから頭を使って考えてんだ!
そう叫んでみたところで、多分彼には届かないでしょう
もちろん、今回の芝居で僕のラップにそんな思いが込められていたことに
気づいた人は皆無だったに違いありません
「
想いは想いのままで・・・」
この言葉がこれほど身に染みたことはありません
公演が終わり3週間を迎えようとする今も
眠れずに枕を涙で濡らしているのです